4月16日土曜日、いつもの観音崎沖で6組の合同葬が開催された。
前日金曜日と翌日日曜日は被害が出るほどの強風に見舞われたが、この土曜日だけは海も穏やかで自然葬にはもってこいの日となった。
なんと幸運なことでしょう。
それぞれの思いを秘め粉末化された遺灰が海に還っていく。
目頭を押さえる人、ピクニック気分で写真に収まる人、無言で遠くを見つめる人・・何か餌でももらえるのかとカモメが近づいてくる。
束の間の非日常的な瞬間でした。