平成28年12月1日
朝から雨が降りしきる生憎の日だった。一週間前の予報で傘マークがついていたので心配していたものの「僕は晴れ男だからきっと大丈夫ですよ」と見栄を張っていたが。
横須賀のT様は猿島付近で趣味でよく釣りをされていたということもあり、観音崎沖を選んだ。
娘さんの気づかいで汐入のスタバでポットに入れたコーヒーを用意され、それを飲んでいると空が明るくなり雨がやんだ。
故人とワンちゃん二匹の散骨をし讃美歌312番を唄い黙とうをした。
風が強く船が揺れ酔う人も出てきた。奥様のSさんが「ばちが当たったのかしら」冗談交じりに言うと、友人のKさんが「そんなことあるはずがないでしょう」とたしなめた。
Sさんは私が17歳、彼女が15歳からの友人でもある。
飲み残しのコーヒーを飲みほすと少し苦く感じた。