
平成30年9月22日 横浜沖
雨降りと言えば梅雨の6月から7月を思い浮かべるが、実は最も多い降水量は9月の192mm。6月の160mmと比べ2割多い。
この日もぷかり桟橋に、それまでは何とかもっていたのにザッと降ってきた。そしてすぐ泣き止んだ。
2Fのデッキに上り左右に分かれて自然葬開始、黙とうが終わり船が花の回りを旋回した頃また雨がパラッと降ってきた。
最初の雨が涙雨、次の雨が遣(や)らずの雨と思う。
遣らずの雨とは訪ねて来た人が帰るのを引きとめるかのように降りだす雨の事だ。
海に還った故人達がもう少し、と引きとめたのか。