2023年9月16日
真夏の喧騒が嘘のようになくなり今日はひっそりと静まり返っている。
心配された台風もなく、かんかんでりの日差しもなく、絶好の自然葬日和だ。
西東京市のO様は今年に入りすっかりやせ細り、食欲もなくなっていた。
力ない声で「ちょっと話があるから寄って下さいよ」と連絡があった。
口ではまだ2~3年は大丈夫だよなどと言ってはいたが、もしかして死期を知っていたのかもしれない。
火葬の分と自然葬はよろしくね、と私の腕をつかみ少し上目使いにか細い声で頼まれた。
今日の日を迎えるまで少しプレッシャーはあったが、O様との約束が果たせて内心ほっとした。